国より社会的養護自立支援事業が整備されるなど
退所後支援はこの数年で非常に充実したかに見えます。
しかしこの賃貸住宅の保証人制度や生活貸付制度を
受けられるのは退所後2年以内と限定されるのです。
しかも生活貸付金を申請できるのは、
就労・就学者しか認められません。
虐待の発見・保護は強化されつつも、
一時保護に繋がらない高年齢児(高校生相当)が
増加している中で、
施設に保護されたとしても、長年の虐待の影響は
どんなに職員が愛情を注いだとしても
たった数年で大人を信用出来なくなくても
無理はありません。
犯行に及んだ青年の詳細はわかりませんが、背景にある
「どうしょうもない、寂しさ。腹ただしさ。哀しみ。
悔しさ。焦り。」は容易に想像がつきます。
罪を償い、再び社会で生きることが出来る社会にすることも
課題になるでしょう。
施設長をご存知の方が皆さんは発信しておられる
「彼を恨んではいけない。僕の分まで応援してやってほしい。」
と言っているに決まっているという言葉。
大森施設長のご冥福をお祈りします。
四つ葉のクローバー代表
杉山
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